Later phase II clinical test of MY-1 for a skin malignant tumor.

Abstract
新BRM, MY-1の局所投与および皮下投与の皮膚悪性腫瘍に対する有用性を検討する目的で, 後期第II相臨床試験を実施した。局所投与の適格完全例75例の奏効率は43%であった。皮下投与においても奏効例が認められた (3/12, 25%) 。副作用はほとんどが投与部位の発赤・疼痛であった。全身性の副作用としては発熱などがあったが, 他のBRMの報告に比較すれば頻度は低く, かつ程度も軽度であった。MY-1の局所投与は悪性黒色腫, 有棘細胞癌, ATLなどの皮膚病変を主とするリンパ腫, および表皮内癌に著しい奏効例があり, 一方, 安全性が高く使い易いことから, きわめて有用な治療法と考えられた。