A Ruptured Aneurysm of the Right Gastric Artery Occurred Immediately after Endovascular Treatment of Common Hepatic Aneurysm: A Case Report

Abstract
症例は84歳,女性。22 mm大の総肝動脈瘤に対して親動脈遠位近位塞栓術が施行された。術後翌日激しい腹痛が生じ,造影CTで右胃動脈瘤破裂による腹腔内出血が認められた。緊急血管造影を施行し,左胃動脈経由で右胃動脈瘤近傍に挿入したマイクロカテーテルから25%希釈n-butyl-2-cyanoacrylate 0.4 mLを注入して止血に成功した。右胃動脈瘤の発生と破裂は,脆弱な血管壁への総肝動脈閉塞後の右胃動脈血流増加による血管壁剪断応力の変化が原因であると考えられる。