Yamaguchi Medical Journal

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ISSN / EISSN : 05131731 / 18804462
Current Publisher: Yamaguchi University Medical Association (10.2342)
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Akifumi Izumihara, Katsuhiro Yamashita
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 123-128; doi:10.2342/ymj.66.123

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Masae Amiki, Nobuko Hisano, Reiko Fujisawa
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 113-122; doi:10.2342/ymj.66.113

Abstract:
基礎看護技術教育を受ける学生が,主体的学習者として意識し,自己課題を明確にするために演習の振り返り用紙をどの程度活用できているのか,記載内容からその特徴を明らかにすることを目的とした. A大学の平成24年度看護2年生78名が基礎看護技術の授業後に記入した振り返り用紙13回分を研究対象とし,記述内容から振り返りの特徴と振り返りの深まりについて分析した.その結果,「自己の振り返り」に関する記述は2,386個あり,うち1,748個を分析対象とした.学生の自己の振り返りは,「技術(精神運動領域)」が1,564個(89.5%),「知識(認知領域)」が137個(7.8%),「態度(情意領域)」が47個(2.7%)と技術面に大きく偏り,包括的視点での振り返り思考になっていないことが明らかになった.自己課題設定は,「あり」が34名(43.6%),「なし」が44名(56.4%)であった.また,分析対象外とした記述が638個(26.7%)あり,振り返りの思考そのものができていない学生の存在も示唆された.振り返りの深まりパターンは,「Ⅰ:浅い」49名(62.8%),「Ⅱ:深まる」18名(23.1%),「Ⅲ:深い」11名(14.1%)であった.「Ⅰ:浅い」学生の49名中32名(65.3%)は自己課題設定がなく,自己課題を明確化できない傾向にあることが明らかになった.これは,受動的学習姿勢となっており,批判的思考が行われていないためと考えられた.また,「Ⅱ:深まる」「Ⅲ:深い」学生においても自己課題設定「あり」は5~6割であったことより,深い振り返りができる学生であっても,効果的な自己課題設定ができるとは限らないことが明らかになった. 学生が振り返り用紙を十分活用できていなかったことが明らかとなり,演習の振り返り方法を見直す必要性が示唆された.
Nobuhiro Tanaka, Masanori Takahashi
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 135-138; doi:10.2342/ymj.66.135

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Hidefumi Kubo, Yuta Kimura, Toru Kawaoka, Makoto Miyahara, Ryouichi Shimizu, Shinya Kuwashiro, Yoshimi Yamashita
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 129-134; doi:10.2342/ymj.66.129

Abstract:
症例は68歳,男性2007年12月にS状結腸早期癌(Ⅱa+Ⅱc type)に対し腹腔鏡下結腸切除+D2郭清を施行された.病理組織では中分化型腺癌,SM, ly1,v0,n0で根治度Aであった.2016年2月に検診USで多発性の肝腫瘍病変を指摘され精査加療目的で入院となった.経皮的な肝腫瘍生検にて腺癌と確定し大腸癌の肝転移が疑われた.ベバシズマブ+SOX療法を5コース投与したところ,CTで肝転移病巣は消失し,PETでの異常集積も消失し腫瘍マーカーは著明に低下した.現在S-1単独内服にて経過観察中である.大腸SM癌の5年以上経過しての肝転移はごくまれではあるが存在するため,さらなる症例の蓄積を行い,再発危険因子の解明とサーベイランスの確立が必要である.
Yoshitaka Kawaguchi
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 105-112; doi:10.2342/ymj.66.105

Abstract:
緑膿菌に対するタゾバクタム/ピペラシリン(TAZ/PIPC)の効果を投与量,投与回数,投与時間を変化させた12通りの投与方法で検討した.モンテカルロシミュレーション法を用いて%Time above MIC(%T>MIC)が50%以上得られる確率(Target Attainment%:TA%)を腎機能別に算出し,TA80%以上を満たす投与方法を導出した.薬物動態パラメータは日本人肺炎患者における母集団薬物動態(population pharmacokinetics:PPK)解析結果より,MICは2011年から5年間に山口大学医学部附属病院で分離された緑膿菌のアンチバイオグラムからMIC90値を設定した.50%T>MICが得られる確率(TA)80%以上かつ,より患者負担の少ない(低用量,少回数,短時間投与)投与を優先することを推奨する最適投与方法の基準とした.2015年の結果では,クレアチニンクリアランス(CLcr)20mL/min未満の患者で2.25g1日4回投与,CLcr20から29mL/minの患者で4.5g1日3回投与,CLcr30から79mL/minの患者で4.5g1日4回(それぞれ1回1時間点滴),CLcr80mL/min以上の患者では4.5g1回3時間点滴を1日4回投与が推奨された.ただし,期間ごとのMIC90値には変動性があり,値が高くなると適応用量内では最適投与方法が推奨できない結果も得られた.腎機能別に患者を層別化し,感受性が不良な菌種における直近のアンチバイオグラムからMICを設定することで,経験的治療においてもPK/PDを考慮した最適な投与方法が推奨可能であった.
Tomoko Nao, Toshiro Miura, Masayuki Yoshimura, Tatsuhiro Fujimura, Yoshiteru Nakashima, Munemasa Okada, Naofumi Matsunaga, Masafumi Yano
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 89-96; doi:10.2342/ymj.66.89

Abstract:
【背景】HMG-CoA還元酵素阻害薬(スタチン)による脂質低下療法により,冠動脈プラークは安定化・退縮することが知られている.我々はいわゆるマイルドスタチンとストロングスタチンの冠動脈プラークの性状に及ぼす影響を,64列マルチスライスCTを用いて比較検討した.【方法と結果】CTで非石灰化プラークを有する13名の患者にピタバスタチン2mgまたはプラバスタチン10mgを投与し,6ヵ月後および12ヵ月後にCTを施行した.ピタバスタチン群(n=6)では,プラークのCT値は6ヵ月後に35.6±28.8HU上昇し,12ヵ月後もほぼ同様であった.プラーク面積は6ヵ月後35.9±15.2%,12ヵ月後41.0±16.5%と有意に減少した.一方プラバスタチン群(n=7)では,6ヵ月後および12ヵ月後のCT値に有意差は認めず,プラーク面積は12ヵ月後のみ23.1±16.7%の有意な減少を認めた.【まとめ】ストロングスタチンによる脂質低下療法は,マイルドスタチンに比べ,非石灰化プラークを早期に退縮させることがCTで観察された.
Ryota Matsumoto, Masae Tsutsumi, Hiroshi Nogaki, Hiromi Suenaga, Jun Nishikawa, Yoshihisa Shimizu, Toshio Kobayashi
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 97-104; doi:10.2342/ymj.66.97

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Hidefumi Kubo, Yuta Kimura, Toru Kawaoka, Makoto Miyahara, Ryouichi Shimizu, Yoshimi Yamashita
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 139-144; doi:10.2342/ymj.66.139

Abstract:
今回われわれはSOX+Bev. による術前化学療法が奏効し,切除可能となった多臓器浸潤の局所進行大腸癌の1例を経験した.症例は60歳代男性でS状結腸癌が膀胱および腹壁へ浸潤して一塊の腫瘤を形成していた.イレウス症状はなかったためSOX+Bev. を4コース投与した.術前化学療法により著明に腫瘍は縮小しRECIST(Ver. 1.1)基準でPRと判定された腫瘤とともに膀胱全摘術,両側尿管皮膚瘻造設術を施行した.比較的安全に骨盤内手術操作が可能であり,癌の断端遺残のない手術を行うことができた. 分子標的治療薬を含む術前化学療法を行うことで手術による根治率の向上が期待できるものの,今後さらなる症例の集積が必要であり,再発率や全生存期間などを含め詳細なる検討が必要であると考えられた.
Tomomi Kanehira, Takae Morita
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 75-87; doi:10.2342/ymj.66.75

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Takae Morita, Satoko Isomura
Yamaguchi Medical Journal, Volume 66, pp 17-24; doi:10.2342/ymj.66.17

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