Abstract
東北地方における日本学術会議の活動は東日本大震災と不可分の関係にある。日本学術会議による大震災関係のさまざまな意見の表出やシンポジウム等の開催は被災地の研究者にとって大きな心の励みになった。「日本学術会議を通じて日本社会とつながっている」という安心感を抱くことができた。被災地の復興はまだ終わっていないし、いつ終わるかも分からない。これからも日本学術会議が東北地方の研究者や一般市民と連携しながら、復興過程に関わっていくことを期待している。また地方学術会議と東北地区会議との有機的な連携を実現していくことが東北地方における日本学術会議の活動にとって重要である。