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Exploring Educational Interventions to Facilitate Student Learning in Basic Nursing Practice -Analysis of Self-review Reports-

Masae Amiki, Nobuko Hisano, Reiko Fujisawa
Yamaguchi Medical Journal , Volume 66, pp 113-122; doi:10.2342/ymj.66.113

Abstract: 基礎看護技術教育を受ける学生が,主体的学習者として意識し,自己課題を明確にするために演習の振り返り用紙をどの程度活用できているのか,記載内容からその特徴を明らかにすることを目的とした. A大学の平成24年度看護2年生78名が基礎看護技術の授業後に記入した振り返り用紙13回分を研究対象とし,記述内容から振り返りの特徴と振り返りの深まりについて分析した.その結果,「自己の振り返り」に関する記述は2,386個あり,うち1,748個を分析対象とした.学生の自己の振り返りは,「技術(精神運動領域)」が1,564個(89.5%),「知識(認知領域)」が137個(7.8%),「態度(情意領域)」が47個(2.7%)と技術面に大きく偏り,包括的視点での振り返り思考になっていないことが明らかになった.自己課題設定は,「あり」が34名(43.6%),「なし」が44名(56.4%)であった.また,分析対象外とした記述が638個(26.7%)あり,振り返りの思考そのものができていない学生の存在も示唆された.振り返りの深まりパターンは,「Ⅰ:浅い」49名(62.8%),「Ⅱ:深まる」18名(23.1%),「Ⅲ:深い」11名(14.1%)であった.「Ⅰ:浅い」学生の49名中32名(65.3%)は自己課題設定がなく,自己課題を明確化できない傾向にあることが明らかになった.これは,受動的学習姿勢となっており,批判的思考が行われていないためと考えられた.また,「Ⅱ:深まる」「Ⅲ:深い」学生においても自己課題設定「あり」は5~6割であったことより,深い振り返りができる学生であっても,効果的な自己課題設定ができるとは限らないことが明らかになった. 学生が振り返り用紙を十分活用できていなかったことが明らかとなり,演習の振り返り方法を見直す必要性が示唆された.

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