Abstract
日本学術会議では地方創生を目的に、2018年度より新たに地方学術会議の開催を開始している。地方創生と学術・科学イノベーションとは密接な関係にあり、地方創生推進のためには学術の発展が欠かせない。また、国際的に取り組まれている持続可能な開発目標SDGsで掲げる「誰一人取り残されない社会を実現する」は地方創生にも大きくかかわってくる概念である。本稿では、地方創生に学術がどのようにかかわっていくのか、多くのファクターの中で、特に人材育成やデジタルトランスフォーメーションを主に取り上げる。