Abstract
ここでは、科学技術基本法の改定によって責務規定が課されることになった大学のこれからについて検討する。日本には現在、800に近い数の大学が存在し、様々な夢を描く290万の学生が学んでいる。その大学を、Society 5.0へと社会を変えるエンジンに仕立てるために、徹底的に管理し、機能分化させていく、それが大学改革の方向性である。危機感を持って大学とは何かを社会全体で問い直すときがきている。